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【管理者コラム】裏を返せば・・・

  • tnakaji
  • 2020年10月17日
  • 読了時間: 3分

季節の変わり目、心身共にしんどい毎日がつづきますね。

そんな最中での育児や家事・・・大変と言う2文字では察しきれるものではありません。

心身ともに辛い季節ですが、お子様の無限とも思えるエネルギーには待ったなしですね。

とくに多動性があるお子様の育児の負担たるや・・・ここでは書ききれません。

でも多動な特性は、本当にマイナス要因なのでしょうか?

発達の課題で『特性』と言う物が必ずあります。


ぼ~っとして他に興味を示さない・・・。

バタバタ動き回って落ち着きが無い・・・。

熱中したら一目散、他へは冷血漢・・・。

多くのタイプの特性があります。

そして、えてして、それらはマイナス要因と捉えがちです。

しかし見方を変えたらどうでしょう??

多動 → エネルギッシュ

衝動性や気分の浮き沈みが激しい → 感受性が強い

集中できない → 想像力が豊か

人の話しを聞かない → 独創性がある

飽きっぽい → 新規追求性がある

・・・何かとっても良いようにとらえている様にも思います。

勿論、社会との摩擦や身の危険に陥る様な部分については

適切な療育が必要ですし、何よりご家族の心労が過ぎてしまいます。

しかし、これらの特性への裏返しの捉え方が、

世界に名を遺す偉人・達人を生んでいる事も事実なのです。

一つの例として、パブロ・ピカソをご紹介しましょう。

恐らく世界中の誰しもが1回は名を耳にする世界の画伯ピカソ。

その小学生時代は落ち着きが無く勝手に席を立ったり

授業中はひたすらノートに落書きしたり激しい衝動性と攻撃性があり

注意のコントロールの難しさも抱えていました。

・・・どこかで聞いた事のある人ですね。(笑)

お察しの通り、ピカソはADHDと書字が困難なタイプのLD障害(学習障害)を

持っていたと言われています。

彼の父親は国立美術学校の教師だった事で画家としての才能が

整っていた事もありますが、やはり母親がピカソの特性に対して

受容的な見方を持ち、支持的な言葉がピカソの才能を開花させた

土壌になっていると思われます。

ピカソの母親はADHDの特性が強くあるピカソに向かって、こう伝えました。

あなたが軍人になれば将軍になり、修道士になったら法王になれるでしょう。

そしてピカソは母親の言葉を回想するにあたり

そして私は画家になり、ピカソとなった』と結んでいます。

勿論、200年近く過去のスペインと現在の日本における教育過程や価値観の違いはあります。

発達障害の特性を持つ全ての人が大天才になれるとは限りません。

しかし特性が天才・偉人の基となっている事も事実です。また、特性の大きさも成長によって穏やかになる部分が殆どです。

関係性の良好な家族関係と適切な療育、教育環境が特性の見方をプラス面へと変える鍵です。

また発達障害の特性を持っている人は、

芸術家、作家、漫画家、音楽家、新聞記者、俳優、芸能人、建築家、技師等が向いていると言われ、実際に活躍してる方は数多くいます。

各教室では、お子様とお母様方の苦悩や躓きが見方を変える事によって緩和されたり、より良い方向へ向える事へのささやかなお手伝いをさせていただきたいと

全スタッフが考えております。

 
 
 

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