教室でのある一コマです。
お母さんのフィードバックを待っているお子さんが、早く外に出たくてドアを開けようとしています。
こんな時、どんな言葉をお子さんにかけるのが有効でしょうか。
「車が通るから、一人で外に出たら怪我しちゃうかもしれないよ」
「お母さんと一緒じゃないとおうちに帰れないよ」
子どもに何かを諭す時、私たちは得てして「こうしたら良いことが起きる」ということよりも、「それをすると良くないことが起きる」ということを伝えがちです。
これは「あなたのやることは全てうまくいかない」と呪いの言葉をかけるのと同じことです。もし教室に通って日が浅いお子さんだとしたら、上記の言葉をどのように受け取るでしょうか。
まだ文章で理解することが難しかった場合、「怪我をしちゃう」「おうちに帰れない」という怖い言葉だけが耳に残る可能性もあります。
そうすると、こちらとしては「もう少しお母さんを待って、一緒に帰ろうね」という事を伝えたかったのに、お子さんにとっては「教室に来ると何か怖いことが起きる」というネガティブな内容に変わってしまいます。
特に「おいて行かれる」「一緒に帰れない」という言